オフィシャルブログ

安栄のよもやま話~第20回~

皆さんこんにちは!

 

長野県松本市を拠点に解体工事など総合建設工事を行っている

安栄株式会社、更新担当の富山です。

 

 

 

🚧解体工事と騒音・振動対策

~都市環境と共存する“静かな現場づくり”~

解体工事は、重機を使う大規模作業が多く、どうしても騒音や振動、粉じんが発生します。
特に都市部や住宅密集地では、近隣住民からの苦情やトラブルを防ぐために、
徹底した環境対策とコミュニケーションが欠かせません。


🔊 騒音対策の基本

 

  1. 防音パネル・仮囲いの設置
     工事現場を防音パネルで囲い、作業音の外部拡散を防止します。
     最近では、吸音性の高い軽量パネルも増え、組立て効率と防音性能を両立しています。

  2. 低騒音型重機の導入
     従来の油圧ショベルやブレーカーに代わり、静音設計の新型重機が普及しています。
     機械メーカーも環境基準に合わせたモデル開発を進めており、現場全体での騒音抑制に貢献。

  3. 作業時間の制限
     早朝や夜間の作業は原則禁止。
     地域の条例に基づき、日中時間帯での作業に限定して実施します。


⚙️ 振動・粉じん対策

 

  • 防振マット・防振機械の使用
     振動が地盤や隣接建物に伝わらないよう、機械の下に防振材を設置します。

  • 散水・ミスト噴射による粉じん抑制
     解体作業中に舞い上がるホコリを防ぐため、
     散水やミスト機を活用し、常に湿潤状態を維持します。
     近年では自動噴霧システムの導入も進み、作業効率と環境保全の両立が可能になっています。


🏠 近隣対策とコミュニケーション

 

工事前には、近隣説明会や戸別訪問による事前周知を行います。
工事期間・作業時間・使用機械・安全対策などを丁寧に説明し、理解と協力を得ることが大切です。

また、現場付近には「工事のお知らせ看板」や「連絡先掲示板」を設置し、
何かトラブルが発生した際にもすぐに対応できる体制を整えます。

📣「静かな工事」「誠実な対応」が、信頼される現場の条件。
技術と配慮の両立が、地域と共存する鍵になります。


🧱 環境配慮と今後の展望

 

近年では、騒音・振動のリアルタイムモニタリングを導入する現場も増えています。
センサーを使い、作業状況をデジタル管理することで、
一定基準を超える騒音・振動を自動で警告・記録できるようになっています。

これにより、住民への影響を数値で把握でき、
「どの作業でどれくらいの音が出るか」を科学的に検証・改善することが可能となりました。


🧾 まとめ

 

項目 内容
騒音対策 防音パネル・低騒音重機・作業時間管理
振動対策 防振マット・機械改良・リアルタイム測定
粉じん対策 散水・ミスト噴射・湿潤管理
近隣対応 事前説明・掲示・迅速な対応
意義 “安心・信頼される工事”の実現

 

🌿 解体工事は、ただ壊すのではなく「地域の環境と共に進める」仕事。
技術と誠意の積み重ねが、街の信頼を築き上げていきます。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

安栄株式会社は長野県松本市を拠点に解体工事など総合建設工事を行っております。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

お問い合わせはこちらから!

 

apple-touch-icon_2.png