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安栄のよもやま話~第23回~

皆さんこんにちは!

 

長野県松本市を拠点に解体工事など総合建設工事を行っている

安栄株式会社、更新担当の富山です。

 

 

 

 

手作業による解体の必要性 🔨🧱

〜重機では壊せない現場で、職人の技が生きる〜

 

 

 

解体工事と聞くと、多くの人が
「大きな重機で一気に壊す」
そんなイメージを持つかもしれません。

しかし実際の解体現場では、
重機が使えない、使ってはいけないケースが数多く存在します。

そこで必要になるのが、
👉 手作業による解体
現代の解体工事においても、決して欠かせない工法です。


🏘️ なぜ重機が使えない現場があるのか

 

手作業解体が必要になる代表的なケースは以下の通りです。

  • 建物同士の距離が極端に近い

  • 隣家が現役で居住中

  • 道路幅が狭く、重機が進入できない

  • 建物の一部だけを解体する必要がある

  • 振動・騒音を最小限に抑える必要がある

特に都市部や古い住宅街では、
「重機が入らない前提」で工事計画を立てることも珍しくありません。


🔨 手作業解体とはどんな作業か

 

手作業解体は、文字通り
人の手と工具で建物を解体していく工法です。

使用される主な道具は、

  • バール

  • ハンマー

  • 電動工具(インパクト・カッターなど)

  • 小型の解体用工具

 

これらを使い、

  • 天井 → 壁 → 床

  • 内部 → 外部

  • 上から下へ

という順序を厳密に守りながら
一つひとつ解体していきます。


⚠️ 手作業解体で最も重要なポイント

 

手作業解体で最も大切なのは、
👉 「壊してはいけないものを壊さない」こと

  • 隣家の外壁

  • 共有している境界部分

  • 地中の配管・配線

  • 周囲の塀や構造物

重機解体と違い、
ミスが即トラブルに直結します。

だからこそ、

  • 建物構造の理解

  • 力のかけ方

  • 崩れる方向の予測

といった、職人の経験値がそのまま安全性につながります。


🧠 職人の判断が問われる場面

 

手作業解体では、
図面だけでは分からない状況が頻発します。

  • 思った以上に梁が太い

  • 壁の中に補強材が入っている

  • 老朽化で想定外の崩れ方をする

こうした場面で重要なのが、

👉 「止まる判断」
👉 「手順を変える判断」

無理に進めるのではなく、
一度状況を整理し、安全な解体方法を選び直す。
これができるかどうかで、現場の安全度は大きく変わります。


🏗️ 現代でも手作業解体がなくならない理由

 

技術が進歩し、重機が高性能になっても、
手作業解体がなくならない理由は明確です。

  • 繊細な作業が必要

  • 周辺環境への配慮が必要

  • 部分解体・改修工事が増えている

つまり手作業解体は、
👉 解体工事の“最後の砦”
とも言える存在なのです。


📝 まとめ

 

手作業による解体は、

  • 時間がかかる

  • 体力を使う

  • 神経を使う

しかしその分、

  • 精度が高い

  • 周囲に優しい

  • トラブルが少ない

重機では代替できない価値があります。

解体工事の現場は、
最後はやはり
👉 人の技術と判断力
で成り立っています。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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